― 磁気到来 ― マグネシート®の歩み ―
弊社はフレキシブル「マグネシート®」を1969年誕生させて以来、その責任から、磁石の持つ半永久的な特性と機能を応用した製品群を探求開発してきました。自らの市場の確立を目指し「マグワールドの創造®」を唱え、パイオニアとしての使命を果して半世紀…業界のリーディングカンパニーの責務を果たすべきと、文具・教材・教具・ノベルティ・サイン・ディスプレイから工業用品まで拡大してきました。
そして「マグネシート®」のメーカーとしてその分野を拡げる為に必須の吸着相手側の面(壁)材をどうするか試行錯誤の最中、奇跡的に日本で初めてスチール箔が生産可能になり、同時にハサミで自在に切れるスチール箔50μに紙、フィルム、ホワイトボード仕様のシート等を貼合わせその裏面に粘着剤など複合した「スチールペーパー®」を1974年に世界で初めて開発しました。マグネシート®の表示シートが張れるそのスチールペーパー®をベニヤや発泡スチロール板に貼り、軽量プライスボードやスーパーの案内表示板、ホワイトボード仕様の壁材として製作販売し、正に「磁石と壁面」とを一対とした弊社の基本的指針として今日の建築業界へ展開する礎としています。それは、当社製品の開発、特許、見本市での出品の痕跡と歴史に示されています。
1997年には「マグウオールシステム®」を商標登録し、2004年に日本初<不燃マグネシート®>を開発、国土交通省の認定と特許も取得、燃えない壁基材とその表面の応用機能システムとして、特にサイン・ディスプレイ業界・住居・施設等の壁装面材の印刷、取替自在の日本初「メタリーシステム®」を含め、業界では磁性材特性を最大限に活かした大きな存在という位置付けになっています。
2008年より「十月一日は磁石の日」とする記念日として承認され、その経緯から機運として本格的に建築業界への更なる確立を企てる為、一層の建材、建装材、店装材と什器、備品、家具、装飾品、家電.....等その応用製品の開発に専念し、2009年のJAPANSHOPより日本初〈磁性機能壁装材〉の専門メーカーとして、その後の建装関連見本市でもこの領域に於いてプライスリーダーであることを公に発表し続けています。
NHKの番組「ルソンの壺」でも紹介されました弊社取得の産業財産権は現在450件に至り又上記にマグネシート®と関連製品の歴史の一端を紹介し、今〝磁気到来〞していることを述べさせて頂きました。しかし同時に、その背景に於いて当社は企業として何を以って〝社会的責任〞を果たすのか。社会に役立つあらゆる要素を持つ製品造り、サービスは大変厳しい基準を以っていますが、コンプライアンスの内、他社との違いも含め大きな責任とその主旨は我々 ®(磁石人間)自らが<マグワールドの創造®>を構築したい思いを根底として〝磁石で幸せを!〞と唱える中、当然且つ重要なテーマとして当社は大きな[環境重視:CO2の削減=燃やさない]を基本とする事をモットーとしています。
その①資源を廃棄しない、燃やさない。「磁石は生きもの活かすもの」とすることから工場で磁性材の生産時に出る端材、残材等を〝捨てない、産廃に出さない〞リユースするとして1箱5Kg入りを大阪府下の幼稚園~各学校に配布し、リピートも含め、毎年約600校に凡そ1,500箱をお届けしています。端材は磁石のグレードにより、使い方、使う場所が様々で、原反、カラー、粘着付き、ホワイトボード仕様等々。先生や子供達が磁石の種類により使い方を工夫し、〝磁石にはこんなに沢山の種類があるのか〞と勉強になると大変喜ばれています。
その②昨今の火災のニュースを見る度に尊い命が・・・。とあってはならないことが現実です。弊社の各種壁装磁性材は、〝燃えない磁性壁システム〞を構築すべく既に、2004年不燃マグネシート®を開発から現在までも国土交通省の不燃認定、特許取得他申請も積極的に行っています。当社はその後も未来に向け「不燃マグウォールシステム」の更なる開発を積極的に進めグローバルスタンダードを創設して参ります事を何卒ご理解賜り、ご支援戴きます様宜しくお願い致します。
代表取締役 前橋 清